イーサリアム ~最大の特徴スマートコントラクト~

Ethereum

シンボル:ETH
Weiss Ratings評価:B
発行開始日:2015年7月30日
総発行量:98,572,230(2018年4月2日時点)
最高値:約160,000(2017年1月13日時点)

イーサリアムの大きな特徴として、送金をした際に、送金以外の契約などの情報も一緒に記録できる「スマートコントラクト」というものがあります。ビットコインの場合、ネットワーク上に残るのは「誰が誰にいくら送金した」という記憶だけですが、イーサリアムの場合はこれに加えて「1カ月に1回、X年先まで、Y円払う」など、契約情報も記録されます。

つまり、イーサリアムで送金すると、振込の控えだけでなく、契約書の情報も自動的に保存されることになります。

この仕組みであれば、例えばアパートを借りている住人が家賃を大家に振り込むときにも、契約に従って払ったものであるという証明が、自動的に残されます。仲介業者が間に入って契約のやり取りをしなくて済むので、その分だけ費用や手間が少なくなります。

2017年2月にはスマートコントラクト技術を企業間で活用することを目指し、JPモルガンやマイクロソフト、インテルなどの大手企業を含む30の企業が「イーサリアム企業連合(EEA)」を発足しました。現在は日本のトヨタ自動車も加わり、150社以上の企業が加盟しています。

 

オリジナル通貨を発行・販売

イーサリアムではオリジナルの通貨を発行・販売することができます。これはトークンと呼ばれ、会社が株を発行して資金を募るのと同じように、開発費や研究費が必要な時の資金調達手段として発行されることが多いです。これはトークンを新しく一から作るよりも、イーサリアムブロックチェーンを利用して独自のトークンを作った方が簡単だからです。このようにして作られたものをERC20トークンと呼びます。

ICOに使われているトークンの約80%がイーサリアムで発行されたものです。プロジェクトに投資する価値があると考えられればトークンは購入されて資金が集まり、高い実績を上げると価値も高まります。ICOの成長はイーサリアムの成長にも繋がります。

 

スケーラビリティの問題

ビットコインでも度々問題になっています。イーサリアムもICOに利用されることによって、大量の取引(トランザクション)が生まれました。その結果、トランザクションが滞ってしまいます。

2017年6月13日に事件は起きます。大量のICO資金がイーサリアムに流入したことにより過去最高値となる1ETH=43,439円を記録しました。しかし、トランザクションを処理しきれず、一時的にネットワークがダウンしてしまいました。このことでイーサリアムに不安を抱いた人たちが売りに走り一度大暴落をしました。

スケーラビリティの問題は解決が急がれています。

 

「Dao事件」からのハードフォーク、イーサリアムクラシック誕生

DaoはドイツのSlock itが始めた「自立分散型投資ファンド」というサービスの総称です。このサービスの脆弱性を突く形でハッカーが多額の資金を盗み取った事件が「Dao事件」として知られています。

Daoは投資先を投資者の多数決で決める仕組みになっていました。投資先が納得できない場合は、投資した資金を回収することができます。しかし、本来であれば1つの投資につき1度しかできないはずの回収を、何度もできてしまうバグが存在していました。ハッカーはこれを悪用し、巨額の資金を盗み取りました。

このときにイーサリアムのブロックチェーンを一時的に止め、50億円盗まれる以前の状態まで巻き戻す対処法を取りました。これによって、取引記録を盗まれる以前の状態に戻すようにする(ハードフォーク)ことで、盗まれたイーサリアムを使えなくなります。また、ハッキング被害にあった人たちも、盗まれる前の状態に戻るので損をせずに済みました。

しかし、このときハードフォークに納得できない人たちがいました。その人たちがイーサリアムが盗まれたという事実を認めたイーサリアムクラシックを誕生させました。なので、従来のイーサリアムがイーサリアムクラシックとなりました。ハードフォークして書き換えられた方が現在のイーサリアムです。

聞く人によっては、なぜハードフォークに反対する人が出るのかと思われるかもしれません。これは、仮想通貨というものの起こりが重要になってくるのですが、本来、ビットコインなどの仮想通貨は管理者がいないことが支持される大前提だったからです。これに関しては賛否両論あると思います。どちらが正しいという事はないように思います。

 


ヒデキ

 

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